コーチングスキルの一つに「数値化」というスキルがあります。
ビジネスコーチングでは、
「目標を達成したときが100だとすると今はいくつですか?」
「あなたが部下ととっているコミュニケーションに点数をつけるとしたら何点ですか」
というような質問からスタートし、頭の中で漠然としているもの・感覚的になっているものを自分で認識して明確にしていく、とあります。
これをテニスのコーチングに置き換えると、
「自分のフォアハンドストロークに点数をつけるとしたら何点?」
「今打っている打点は理想が100点とすると何点?」
というような質問が出来ます。
例えば上の「自分のフォアハンドストロークに点数をつけるとしたら何点?」に対して、
「ん~、60点ぐらい」
と相手が言ったとします。そしたら、
「60点取れている理由は何?」
または、
「マイナス40点の理由は何?」
と続けていくと、相手は少しづつ自分のフォアハンドについて掘り下げ、自己認識できるようになります。
また今現在自分が「できている部分」と「まだできていない部分」を明確にすることも出来るので、「できている部分」を認めることが出来るようになります。
この最初の質問を、
「フォアハンドどう?」
と聞いて、
「全然ダメ」
とか
「完璧!」
と答える人に対しては「数値化」は使えます。
逆に、「フォアハンドどう?」と聞かれて
「テークバックの位置が少し低い気がする。それともう少しボールとの距離をとって・・・」
と答えてくる人に対してはこういった質問でも十分機能します。
むしろこういうタイプの人には「チャンクアップ」というスキルが使えます。
リンク
コメント