ダブルスの試合や練習で、こんなふうに感じたことはありませんか?
「ミスしそうでストレートが怖くて打てない…」
「ポーチに出たいけど、決められなかったらどうしよう…」
その気持ち、とてもよくわかります。
僕自身も現役時代何度もその壁にぶつかってきました。
でも、その“迷い”があなたのプレーを縛ってしまっているかもしれない。
今日はそんな方に向けて、ひとつの視点を紹介します。
ミスしたショットには“意味”がある
伝説のテニスプレイヤー、ビル・チルデンの言葉をご紹介します。
「あなたが前に打った、ほとんど成功しそうになったショット(プレー)を相手は記憶していて、次に同じ状況になったときにそれを待ち構えている。
これによって相手をより考えさせることが出来、またそのミスをしたショットでさえも有効に使うことが出来る」
どうでしょう。
この言葉を読んで、少し肩の力が抜けた方もいるのではないでしょうか?
攻めた“履歴”が、相手の思考に入り込む
ストレートを一度でも通そうとしたこと、ポーチに出たこと。
それ自体が「情報」として相手の頭に残る。
成功しなくても、相手は次に「来るかもしれない」と感じます。
この迷いが、あなたにとって大きな武器になるんです。
守りに入った瞬間、試合は読まれやすくなる
無難なプレーを続けていると、次第に相手に読まれます。
- ストレートには絶対打ってこない
- ポーチに出てこない
こう思われた瞬間、相手はどんどん大胆に攻めてきます。
あなたの“ミスを恐れる気持ち”が、相手の強気を後押ししてしまうこともあるのです。
怖くても、もう一歩前へ
大事な場面でこのような「勇気」を出すのは簡単ではありません。
僕も現役時代、この「攻めるか」「守か」問われる場面で何度も失敗しました。
でも今回のチルデンの言葉から分かるように、
一度のミスで、そのプレーをやめるのはもったいない。
そのミスが、次のポイントで相手の選択肢をひとつ増やしてくれるかもしれない。
そしてその一歩が、あなた自身のプレースタイルを変えてくれるかもしれない。
最後に
「ミスは悪ではない。プレッシャーをかけるための“種まき”でもある。」
そんな視点を少しだけ頭の片隅に置いて、次の練習や試合に挑んでみてください。
きっと、あなたの一球が、未来を変えていくはずです。
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📝この記事を書いた人:
「テニスの大学」運営者 ゆうき
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