調子が悪いペアを助ける方法(雁行陣編)

ダブルス
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試合中にペアの調子が悪くなってきた、またはもともと実力差がある人同士がペアを組んだときの弱い人をカバーする方法です。

「調子がいい人が後衛・悪い人が前衛」

の場合と、

「調子のいい人が前衛・悪い人が後衛」

の2つのケースがありますが、両方ともに言えるのは、自分の守備範囲をより広め、パートナーをかばう、ということです。

◆「調子がいい人が後衛・悪い人が前衛」の場合

前衛はローボレーを打たなくていいようにするためよりネットに近づき、自分のサイドライン側を抜かれないよう気をつけます。相手がこのサイドライン側にボールを打ってくるときは速いボールが多く、ここを抜かれると味方ペアはカバーしきれないからです。
そして、自分の捕れる範囲内に来たボールを確実に決めます。

前衛の頭の上を抜くロブ、センター(ストラップ)あたりに飛んできたボールは後衛が捕ります。

後衛はこのカバーをしながら、ロブを使ったり、ムーンボールを使ったり、ハードヒットしたり、ショートクロスへ打ったりして相手ペアを後ろから動かしていきます。

このときに、チャンスボールが前衛の守備範囲に飛んでいくように上手くボールをコントロールできればなおいいです。

後衛頑張れ!(笑)

テニス プライベートレッスン 藤沢8
前衛はコートの約1/4、後衛は残りの約3/4をカバーします

また、この後衛に上手な人がいる状況ではなるべくクロスでラリーします。

ストレートでラリーをすると、

・相手からすると、前衛の頭の上を抜くロブを打つときに、より距離の長いクロスにロブが打てるため、前衛の頭の上を抜きやすい

・センターに飛んでくるボールが後衛からみると、自分から離れていくボールになるため、カバーしにくい(これは上のクロスロブを打たれる場面でも同じことが言える)

特にロブで抜かれた場合、ポジションチェンジをしなくてはいけないため、一度陣形を崩されます。
これではもともと負担の大きい後衛にさらに負担がかかってしまい、自分で自分の首を絞めることになりかねません。

なので、後衛がイニシアチブをとるこの状況ではクロスラリーが基本になります。

どうですか?

よくレッスンでコーチと組むと「コーチお願い!」を連発する方がいますが、そのときコーチはこんな大変な思いをしているのですよ(笑)

なので、いいプレーをしたらたくさんほめてあげてくださいね。

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