シングルスでの1stサーブは約60%入れば良いとされますが、ダブルスでは約80%入れられるようにします。
理由としては、
・サーブそのものでポイントを取ることよりも、次に打つファーストボレーをより有利な形で打てるようにするため
・甘いレシーブはパートナーが決めてくれるため
また、コースとしては(全員右利きと仮定して)、
デュースサイドではワイドに約20%、センター(スピンサーブで)に約80%
アドバンテージサイドではセンターに約40%、ワイド(スピンサーブで)に約60%
ぐらいの割合で打ち分けます。
理由としてデュースサイドでは、
① スピンサーブでセンターに打つと、相手はバックハンドで高くて遠いボールを打つことになり力が入れにくい
② ①と似てるが、相手はトップスピンをかけづらく、スライスのレシーブが多くなり浮いてくる可能性が高い
③ センターに打つとレシーブに角度がつけにくく、レシーブが甘ければ味方前衛が簡単に決めれるため
④ バックハンドで逆クロスへレシーブするのは技術的に難しいため
⑤ 相手がバックを警戒しだしたらワイドにサーブを打つ
アドバンテージサイドでは、
① センターに打てば相手の角度のあるレシーブを封じることは出来るが、フォアハンドで打たれてしまう
② ワイドに打った場合、距離が長くなるためネットにつく時間を稼げるので、より有利な場所でファーストボレーを打つことができる
③ バックハンドでレシーブするときストレートへ強打するのは難しいため、ワイドに打ってもある程度コースが限定されるため
以上のような理由を考慮してサーブを打つコースやその後の展開を考えます。
まとめると、
相手のバック側を狙う
スピンサーブ系の滞空時間の長いサーブを打つ
相手のレシーブのコースを狭める
こう考えると、意図的にサービスエースを狙うとき以外は、ダブルスではサーブを打つ場合、次のショット(ポーチやファーストボレー)を打つことが前提です。
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