「あなたの強みは何ですか?」
と聞かれてすぐにはっきりと答えられる人は少ないと思います。
なぜか大人になっていくにつれてついつい自分の長所短所に目を向けて、それを克服することに一生懸命になっちゃいますよね?
けど、自分が一番生き生きして仕事したり何かに取り組んだりするときって、強みとか長所を使ってるときのような気がします。
ただ、その「強み」自体がなんとなく漠然としていて掴めていない、そんな感じの人が多いのではないでしょうか?
強みを辞書で引くと、優れた点・長所などと書いてあります。
一般的には、その人がよく外側に向かって出す言動パターンのうち、周りから「良し」とされているもののことを言うと思うのですが、これだと状況や条件が変わると共に強みも変わってしまいます。
なので、コーチングでは「いい・悪い」の評価を入れずにその人が本来持っている考え方や行動パターン、またそれを使うことで発揮できる能力、と、まだ成功はしていないが将来成功する可能性の高い(潜在)能力のことを「強み」と呼びます。
どうですか?
こう考えればたくさん「強み」が出てきますよね!
あとはこれをどういう状況や場面で生かすか、ということです。
例えばこれをテニスで当てはめるとすると、
石橋をたたいて渡るような慎重な性格の人は「回転量の多いボールを打ち、確率重視のプレーが主体になるストローカー」を目指す
みたいなことですね。
他にもプレースタイルを決める条件はいろいろあるので一概には言えませんが、ある程度の目安にはなると思います。
この考え方には目からうろこでした。
こう考えれば強みのない人など一人もいないし、人やテニスを見る幅がぐっと広がります。
こういう視点で人と関われたらなんか面白そうです。
こういった自分の長所短所に目を向けることはテニスが強くなる上でとても重要なことなので少し時間をかけて考えてみてください。
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