差が出てくるポイント

テニス脳
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今僕が教えている高校生のうち、何人かが「湘南地区大会」という試合でシングルス3名、ダブルス3名(うち1ペアはベスト4)本戦入りしました。

どの大会でも予選を勝ち抜き、本戦入りするのは簡単なことではないので報告があったときは嬉しかったです。

その中の一人の子は試合のスコアと感想・課題をノートに書きとめてあり、前回のレッスンのときに見せてくれました。
また別の子は、試合で見つかった課題を練習に取り入れようと「○○の練習がしたいです」と言ってきました。

このことで考えたのは、同じような練習量、練習内容なのに本戦にいける子といけない子の差はなんなのか、ということです。

技術的には、本戦にいった子のグラウンドストロークを見てみると、予選落ちしてしまった子と比べてトップスピンの量が多く、確率の高いボールを打っています。

それとは逆に、威力はあるが確率が低いボールを打っているのが予選落ちした子達の傾向です。

また、本戦に行った子のほうが「精神的なスタミナ」があります。
これは、プレーを見ていても話していても分かります。簡単に言うと“我慢”ができるかどうかということです。

あとは、「テニス」というスポーツをどう捉えているか。

予選落ちしてしまった子の一人が、

「全然回転もかかってない遅い死んだボール打って勝っても嬉しくないし、カッコ悪い」

というような発言をしたのですが、この発言の中に彼のテニス観が垣間見えます。

まとめると、

・各ショットとも確率の高いショットがコンスタントに打てる
・戦術的にもメンタル的にも我慢ができる
・テニスというスポーツの特性を理解している

この辺りを押さえているかどうかがカギになると思います。

これを僕も高校生のときに気づいていれば!と勉強をはじめてから何度思ったことか。
高校時代の自分は、

「10球中9球はミスしてもいいから1球気持ちいいショットが打てればいい」

と真剣に思ってましたから(笑)

人のこと言えないですね。。

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