テニスラケットを重くすることで得られる意外なメリット

技術
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最近ラケットに関して色々試しています。

今回はラケット重量について試しましたが、以前グリップ(を持つ長さ)について色々仮説を立てながら試していたことがあり、「グリップをどれぐらいの長さで持つか」で迷っている方はこちらの記事が参考になるのでご覧ください。

そんなわけで先日ラケット(の重さ)を変えたのですが、変えてみて気づいたことがいくつかありました。

かなり前にあるメーカーと契約していたときから今まで、わりと軽め(290g前後)のラケットを使ってきました。

最近はバボラのピュアドライブが一番のお気に入りで、「これ以上のラケットはない」と思うぐらい使いやすいラケットでした。

が、一ヶ月ぐらい前からどうもガットを張り替えてもボールが飛ばない感じがして、ラケット自体の寿命かなーと思っていた頃、友人にウィルソンのプロスタッフを借りました。

このラケットは315g前後あり、今まで使ってきたラケットと比べると相当重い部類に入ります。

最初は重さになれるのに少し時間がかかりましたが、慣れてからはかなり打ちやすく感じるようになってきました。

そうすると、以前の290g前後のラケットを使っていたときの感覚と明らかに違う感覚が出てきたんです。

それは、

自分がしたい動作が勝手に(ラケットの重さを利用して)行なわれる

という感覚です。

例えば、以前も腕のローリングや運動連鎖等は意識して打っているつもりでしたが、今思えば今までは、

「自分で(その動作を)している」

という感じでした。

自分の力でその動作を入れていたというか。

それが、重いラケットを使い始めてから自分で「そうしようとしている」のではなく、

そういうふうになる

感覚に変わってきたんです。

ストローク時の腕のローリングで言えば、インパクトで面をややかぶせ気味に打てばフォアもバックも勝手にラケットに引っ張られて腕のローリングが行なわれる、という感じです。

運動連鎖で言えば、下(地面)から順番に力が伝わっていれば、ラケットを前に引っ張り出そうとしなくても勝手にラケットが出る、感じです。

これがラケットが軽すぎると、仮に腕のローリングや運動連鎖がインパクトの直前まで出来ていなかったとしても、腕力でその動作を入れる(ボールを打てる)ことができるんです。

他にも作用反作用の感覚もより感じ取れるようにもなり、一石二鳥にも三鳥になりました。

これがあってから最近レッスンをしていて役立ったことがありました。

アカデミーのレッスン中に、小5の男の子が

「なんか打ったときにボールに押し戻される感じがする」

と言うので、いつも使っているジュニア用のラケットから大人用のラケットを貸して打たせてみると、

「こっちのほうが押される感じがしないし、楽にボールが飛ぶ」

と言いました。

この子には以前から、お父さんのでもいいから大人用のラケットで練習したほうがいいよ、と言っていたのですが、「こっちのほうが使いやすい」と言い、聞きませんでした。

なので、今回はチャンスと思い不思議がるこの子に向かってこの現象、「運動量保存の法則」(で合ってるかな?!)を分かりやすーく説明したところ、来週からお父さんのラケットでやってみる、と言い出しました♪

自分を実験台にしたり、勉強したことが役立つというのは嬉しいことでした。

と同時に、分かりやすく伝える技術を日々研究しなければ、とまた相田みつをの言葉を思い出しました。

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