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フォアボレーのコンチネンタル|メリット・デメリット14選 | テニスの大学

フォアボレーはコンチネンタルでいい?メリット・デメリット14選

技術
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「ボレーはコンチネンタルグリップ」と教わったものの、フォア側では力が入りにくい。少し厚く握ったほうが打ちやすい気もする——。そんな疑問を持つ人は少なくありません。

結論から言うと、フォアボレーの基準はコンチネンタルで問題ありません。ただし、すべての球を完全に同じ握りで打つ必要はなく、フォア側だけごく少し厚くする方法も合理的です。大切なのは「正しい名前」に合わせることではなく、反応時間・リーチ・面の安定性のどれを優先するかです。

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結論:基本はコンチネンタル、必要なら少しだけ厚くする

指導現場では、まずコンチネンタルを基準にするのが安全です。フォアとバックを大きく握り替えずに済み、速い展開や低いボールに対応しやすいからです。

  • 速いボレー戦:コンチネンタルを維持し、準備を早くする
  • 胸より高いフォアボレー:余裕があれば、ごく少し厚くして面を支える
  • 低い球・体から遠い球:薄めに保ち、リーチと面の操作幅を確保する

ここでいう「少し厚い」とは、ストローク用のウエスタングリップまで回すことではありません。コンチネンタルからフォアハンド・イースタン方向へ、わずかに回した中間です。呼び方は指導者によって異なりますが、本記事では便宜上「やや厚め」とします。

コンチネンタルグリップのメリット7つ

  1. フォアとバックの握り替えが少なくて済む
    相手との距離が近いボレー戦では、握り替えのわずかな遅れがミスにつながります。共通の握りを基準にすると、判断と準備を単純化できます。
  2. 速いボールに反応しやすい
    ラケット面を早く相手側へ向けやすく、大きなテイクバックをしなくても返球できます。ダブルスの速い展開で特に有利です。
  3. 体から遠いボールに届きやすい
    腕とラケットを伸ばしても面を作りやすいため、横に振られたボールや反応が遅れた場面でリーチを確保できます。
  4. ローボレーを処理しやすい
    低い位置で面を少し開きやすく、ネットより下からでもボールを持ち上げやすい握りです。
  5. 高さや方向に応じて面を調整しやすい
    手首をこねるのではなく、前腕とラケットの角度を保ったまま、面の向きを小さく調整できます。
  6. サーブ・スマッシュから移行しやすい
    サーブやスマッシュでもコンチネンタルを使うため、ネットへ詰めた後に大きく握り替える必要がありません。
  7. さまざまなボレーの土台になる
    通常のボレーだけでなく、ドロップボレー、ハーフボレー、リーチボレーなどへ応用しやすいのが強みです。

コンチネンタルグリップのデメリット・注意点7つ

以下は、コンチネンタルなら必ず起きる欠点ではありません。握りが薄すぎたり、打点や手首の形が合っていなかったりすると起こりやすい問題です。

  1. 高いフォアボレーで力を伝えにくい
    胸より高い打点では、やや厚めの握りより手のひらで面を支えにくく、決め球に威力を出しづらいことがあります。
  2. 速く重いボールに面を押されやすい
    手首が折れたり、握る力が抜けすぎたりすると、インパクトで面が負けます。握力よりも、手首とラケットの角度を保つことが重要です。
  3. 体の正面、特に利き腕側の胸付近が窮屈になる
    フォアで無理に処理すると肘の逃げ場がなくなります。正面の球はバックボレーで処理したほうが自然なことが多いです。
  4. 面が開きすぎるとボールが浮く
    「ボレーは面を開く」という意識が強すぎると、当たりが薄くなり、相手に攻められる浮き球になります。
  5. 打点が後ろになりすぎやすい
    リーチが広いぶん、準備が遅れても返せてしまいます。しかし、いつも顔の横や後ろで当てると、視認性とコントロールが落ちます。
  6. 前へ押す感覚をつかみにくい人がいる
    ストロークの厚い握りに慣れた人は、手のひらとラケット面の向きが一致しにくく感じます。結果として、腕だけで押し出しがちです。
  7. 握りを薄くしすぎるとフォア面が不安定になる
    コンチネンタルを通り越してバックハンド側へ回しすぎると、フォアボレーで面を支えにくくなります。「薄いほど正解」ではありません。

やや厚めのグリップが向いている場面

フォア側へ十分な時間があり、打点が胸より高いときは、コンチネンタルから少しだけ厚くすると面を後ろから支えやすくなります。

  • 高いフォアボレーを決めたい
  • 遅めの浮いたボールを前で捉えたい
  • コンチネンタルでは面が負ける感覚が強い
  • シングルスなど、次の球まで握り替える時間がある

一方、速いボレー戦、低い球、体から遠い球、フォア・バックの判断が遅れやすい場面では、コンチネンタルを保つほうが実戦的です。厚くするほど打点は前になり、リーチと反応時間には余裕がなくなります。

自分に合う握りを確認する3ステップ

1. まずはコンチネンタルを基準にする

ラケット面を地面と垂直に近づけ、フォアとバックの両方を同じ握りで返します。最初から厚くせず、基準点を作ることが大切です。

2. 低い球・速い球・高い球の3種類で試す

低い球で面が作れるか、速い球に遅れないか、高い球で面が負けないかを確認します。一種類の打ちやすさだけで決めると、試合で弱点が出ます。

3. 厚くするなら一度に大きく変えない

高いフォアボレーだけ力が入りにくい場合は、グリップを数ミリずつフォア側へ回して比較します。速い球への反応やバック側への切り替えが悪くなったら、厚くしすぎです。

グリップ以前に見直したい3つのミス

  • ラケットを大きく引く:準備が遅れ、どの握りでも打点が詰まります。
  • 手首をインパクトで動かす:面がぶれ、速い球に押されます。
  • 常に強く握る:操作性が落ちます。構えるときは力を抜き、当たる瞬間だけ面を支えます。

ボレーの打ち方そのものは、「ボレーの基本はフラット」で詳しく解説しています。体の正面が苦手な人は、正面のボールをバックボレーで処理する理由も参考にしてください。

まとめ:握りを固定するより、優先順位を決める

コンチネンタルグリップは、反応時間、リーチ、フォア・バックの切り替えに優れたボレーの基準です。まずはこの握りで安定させるのが王道です。

ただし、高いフォアボレーで面が負ける人は、ごく少し厚くする価値があります。速い展開ではコンチネンタル、高い決め球では必要に応じて少し厚くする——この考え方なら、形だけに縛られず実戦に合わせられます。

また、汗で握りがずれると正しい角度を再現できません。グリップの滑りが気になる人は、実際に使っているセミドライタイプのオーバーグリップ「VIPER-DRY」のレビューもご覧ください。

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